今回の御朱印に載せられた祝詞の内容を解説いたします。
“言の葉にせずとも 君は知ろしめす
なおも祈らむ 澄みし心で
祈るというは 禊なれ”
《現代語訳》
言葉にしなくても、あなた(神さま)はすでに私の想いをご存じである。
それでも私は、澄んだ心でなおも祈りを捧げよう。
祈るという行為そのものが、心を清める禊なのだから。
祈りは、本来、言葉にせずとも神さまに届くもの。
けれど日本には、言葉にこそ力が宿る――“言霊”という信仰があります。
だからこそ人は、すでに知られている願いさえ、なおも言葉にして祈る。その行為そのものが、心を澄ませる“禊”になるのだと思います。
神様がすでに見ていてくださると信じているからこそ、 今回はあえて祝詞の定型に頼らず、祈る私たちの姿をそのまま言葉に表しました。
初穂料は1,000円。 社頭もしくはホームページからご注文いただけます。
今月も宜しくお願い申し上げます。