今回の御朱印に載せられた祝詞の内容を解説いたします。
“天つ風 神の御手なる 吹きわたり
子らの願ひに 鯉よ昇れと 恐み恐みも白す”
《現代語訳》
春の天から吹く風は、まるで神さまの御手のように空を渡っていく。子どもたちの願いをのせて──鯉よ、どうか空高く昇ってくれ、と謹んで申し上げます。
これは端午の節句に寄せた祝詞になります。
天の風を神の御手になぞらえ、その風に乗って鯉のぼりが子どもたちの願いを天へと運ぶように、との思いを込めて詠みました。
5月は新緑の風が心地よい季節。空を泳ぐ鯉のぼりのように、子どもたちがのびのびと大きく成長していく姿は、私たちにとっても喜びです。
初穂料は1,000円。 社頭もしくはホームページからご注文いただけます。
今月も宜しくお願い申し上げます。