“桜霞 匂ふ空に 若紅零れ 花筏
豊けき桜 衣纏ひて奇しき縁に 玉の瑞
和なる世を 寿ぎ歩まんと 恐み恐みも白す”
《 現代語訳 》
桜霞たなびく四月の空に、花びらが舞い水面を流れてゆきます。豊かな桜を衣のように身に纏い、尊いご縁が瑞々しく結ばれますように。穏やかな世を歩めますよう、慎んでお祈り申し上げます。
《 解説 》
桜が満開を迎え、やがて美しく散りゆく四月の情景を祝詞に調えました。視界のすべてが薄紅色の霞に包まれるこの季節、言葉の響きの中に六柱の女神の御神徳を忍ばせています。
- 若紅 … 稚日女尊(ワカヒルメ)
- 豊けき … 豊玉姫(トヨタマヒメ)
- 奇しき … 櫛名田比売(クシナダヒメ)
- 玉 … 玉依姫 (タマヨリヒメ)
- 瑞 … 弥都波能売神(ミヅハノメ)
- 和なる … 倭姫命(ヤマトヒメ)
御朱印の背景には、祝詞の世界観をそのままに、桜色で満ちた大和絵をあしらっています。
- 桜霞と花吹雪: 天地が薄紅色に染まる「桜衣」を纏ったような幸福感を表現しました。
- 花筏(はないかだ): 散った花びらが水面を流れる様子は、停滞を流し、次へ進む「浄化」の象徴です。
- 目白(めじろ): 桜の蜜を好む目白が、春の喜びに寄り添い、甘く豊かなご縁や和やかな日々を運ぶ姿をあしらいました。
初穂料 1,000円
今月もどうぞよろしくお願いします。