ご挨拶

　この度は、丸亀春日神社の新しいホームページに訪問くださり、誠にありがとうございます。
宮司の直井祥起（なおいよしき）と申します。新たにホームページを開設するに当たり、改めてご挨拶させていただきます。


当社、丸亀春日神社は、私が宮司に就任するまでの10年ほどの間、宮司不在の状態が続いておりました。宮司に就任した当初は、お守りや御朱印もなく、本当に何もないところからの再スタートだったと思います。


そこからSNSや御朱印に始まり、少しずつ神社の活動を再開していきました。
そんな中、当社まで足を運び参拝に来られる方や、SNSでメッセージを頂いた方など、たくさんの方々からの声を頂き、とても励まされました。本当に皆様のお陰で、ここまで復興に向けて進んで来られました。心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。


あまり自身のことを話す機会もないので、ここで神主になるに至った経緯など、少しだけお話しさせて頂こうかと思います。


私は代々、神社を引き継いできた家、いわゆる社家の人間ではありません。20代の頃、アメリカに留学していたのですが、その勉強の合間に観ていた昭和天皇に関する動画に感銘を受け、日本という国、そして神道の素晴らしさに気付きました。帰国後は、特に神主を目指した訳でもなく、ただ神道が好きで古事記を勉強していたり、毎日地元の神社に参拝しようと決め、毎朝神社に足を運ぶ、そんな日々を過ごしていました。


すると不思議なことに、神社の総代さんがある日、私のところへ来て、「もし神社に興味があるなら、神主やってみんか」と声をかけてくれました。なぜ神社が好きなこと知っているんだろうと驚きましたが、私は咄嗟に「やりたいです」とだけ伝えました。


結局そこから話はどんどん進んでいき、気付くとその1年後には神主になっていました。


縁とは不思議なもので、それまで全く関係のない世界にいたにも関わらず、一瞬にして神主になりました。少しの興味ときっかけで人生が大きく変わった…のでしょうか？
私自身は、神様に首根っこ掴まれてこの場所に連れてこられたんだと、今はそんなことを信じています。


まだまだ思うようにいかないところもあり、試行錯誤の毎日ですが、皆様の声を励みに邁進して参ります。少しでも神様を身近に感じられるように、少しでも神道が皆様の生活の中にあり続けられるように、そんな思いを胸に神社での活動を進めていきます。


皆様、今後とも丸亀春日神社を宜しくお願い申し上げます。