祝詞御朱印〜神無月〜

【祝詞御朱印〜神無月〜】

この度、新しい月替わり御朱印として「祝詞御朱印」を製作いたしましたのでご紹介します。

当社の御祭神は、天児屋根命(あめのこやねのみこと)という神様です。天照大御神が天岩戸にお隠れになり、世の中が混沌に包まれた中、神々が集まり神事を行います。天児屋根命は祝詞(のりと)を奏上し、言葉と祈りの力でこの状況を切り開いた神様です。

神道における神事では、私たちの願いを祝詞に込め、神様に奏上します。この祝詞を御朱印に載せたものが祝詞御朱印です。

今回の御朱印に載せられた祝詞の内容を解説いたします。

  “ 神無月に空蝉の 世の人知れず咲けるかも

   白露置くと云ふ秋の黄菊が如く

   清く麗しく在らしめ給へと 恐み恐みも白す ”

(この現世の人々に知られずともひっそりと咲いているのだろうか。朝夕の白露の降りた瑞々しい黄菊のように、清く麗しくありますように、敬意を込め願います)

世界中のどんなところにも、人知れず頑張っている人たちがいる。その美しい姿を、控えめでありながらも凛と咲く、秋の菊の花に喩え、みなさまに幸が降り注ぎますようにと、祝詞として神様に届けるべく言葉にしました。

今後は月替わりで祝詞御朱印を授与いたしますので宜しくお願い申し上げます。
初穂料は1,000円。
社頭もしくはホームページから注文いただけます。


☆社頭に来られた方限定で、別バージョンも用意しておりますので、是非直接ご参拝ください。