御朱印だって、アートなんです 〜芸術祭と神社で出会う“ご縁”のかたち〜

2025年、瀬戸内の島々と沿岸地域を舞台に繰り広げられる「瀬戸内国際芸術祭」。
現代アートが町を彩り、世界中から感性豊かな人々が集うこの季節、神社というもうひとつの“アートの舞台”にも、ぜひ足を運んでみませんか?

讃岐・丸亀の地に鎮座する丸亀春日神社では、御朱印を通じてアートと信仰が交わる体験をご用意しています。
一枚の紙に込められた美と祈りの世界。それは、芸術作品と同じように、あなたの感性を揺さぶる出会いになるはずです。


墨と朱の美学 〜御朱印は“祈りのアート”〜

御朱印の起源は、寺社での納経・参拝の証としていただくものでした。
現在では、参拝の証しとしてだけでなく、その土地や神社の文化を映し出す“小さな芸術”としても人気を集めています。

墨で書かれる社名や御祭神のお名前。朱印の押印。
その一筆一筆には、神職の手仕事による温もりと祈りが込められています。

御朱印帳をめくるたび、そこにあるのは“静かな芸術”。
旅の記録であり、心の風景を映すアートでもあるのです。


地元アーティストとの共創 〜アーティストコラボ御朱印〜

丸亀春日神社では、香川県在住のアーティスト・片山卓氏とのコラボ御朱印を、令和2年から月替わりで頒布していました。現在はアーティストコラボ御朱印として再登場しております。

片山卓氏の富嶽三十六景を元にした「超富嶽三十六景シリーズ」を御朱印にしたもので、色彩豊かに片山氏により再構築された富嶽三十六景が特徴的です。

これらのデザインは、まさに“持ち帰ることのできるアート作品”です。

芸術祭で感性が高ぶっている今だからこそ、片山氏のアートと神社の静けさが交わる御朱印は、きっと心に響くものになるでしょう。


江戸の天才・平賀源内の切り絵御朱印も

さらに、春日神社ではもうひとつの“アート御朱印”をご用意しています。

それが、平賀源内をモチーフにした切り絵御朱印
江戸時代の発明家・文化人として知られる源内は、電気装置「エレキテル」の復元や「土用の丑の日」発案など、アイデアと遊び心に満ちた人物でした。

この御朱印は、源内の創造性や破天荒な魅力を、繊細な切り絵で表現。
光を透かすと立体的に浮かび上がる構図は、まるで“紙上のステンドグラス”のよう。
芸術祭に訪れる皆さまにも、アートとして見ごたえのある御朱印体験となること間違いありません。


神社もまた、アートと出会う場所

現代アートの最前線を体感する瀬戸内国際芸術祭。
その旅の途中に、ふと立ち寄る神社で手に取る御朱印——。

それは、地域に根ざしたアートとの出会いであり、
日本の精神文化との対話であり、
そして“ご縁”のかたちを持ち帰る、心豊かな体験になるはずです。

境内で風を感じながら、墨の香りとともに受け取る一枚。
神社もまた、アートを感じる“場”になっています。


▼御朱印情報(2025年・瀬戸芸開催年)

  • アーティストコラボ御朱印/初穂料 1,000円/郵送可
  • 切り絵御朱印(平賀源内)/1,500円/郵送可
  • 頒布場所:丸亀春日神社 社務所または公式ウェブサイトより(遠方対応あり)

👉 詳細・購入は:丸亀春日神社公式サイト