“水無月の雨晴るるあわいに 積もる憂ひを 祓ひ清め
天の真名井の如く 心澄み災ひ無く 守らしめ給へと恐み恐みも白す”
《 現代語訳 》
雨が上がり晴れ間の差すその境目に、心身に積もった憂いや曇りを祓い清め、天の真名井の清らかな水のように心が澄み渡りますように。そして、これより先の日々も災いなく、神様のお守りをいただけますよう、謹んでお祈り申し上げます。
《 解説 》
この祝詞は、六月の「夏越の祓」の季節に合わせ、半年の間に知らず知らず積もった心の憂いを祓い清め、新たな半年を清々しく迎えることを願ったものです。
「水無月の雨晴るるあわいに」とは、梅雨の雨が上がり、晴れ間がのぞく一瞬のこと。雨と晴れの境目である「あわい」は、過ぎた半年と、これから始まる半年との境目でもあります。
日々の中で心に積もる不安や迷い、疲れを「積もる憂ひ」と表し、夏越の祓の清めによって祓い清めることを願いました。
また、「天の真名井」とは、神聖で清らかな水の湧く井戸のこと。その水のように心がまっすぐ澄み渡り、これより先も災いなく、神様の御守りのもと安らかに過ごせますようにという祈りを込めています。
初穂料 1,000円